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「布を学ぶ」 和の暮らし歳時記教室

ほんの少し前の時代は、自分たちの着る「衣」を、糸から作り出すのにどれくらいの時間と手間をかけて布にして
縫い、身に纏ってきたことか。

満里子先生の和の暮らし歳時記教室では、大切な学びがあります。


裂けるようになってしまった布も、裂き織にするための緯糸に利用します。

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左側の布は、ウールの「ゲートル」、もとい、巻き脚絆です。
初めて手に取り、明治生まれのお祖父様が山仕事などの時には、地下足袋を履いてから足に巻いていらしたお話を伺いました。

足首を保護し、血液の降下を防ぐ事で、徒歩での体力の消耗を減少させるのが、ゲートルの役目です。


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米を入れる袋も、布を継ぎ合わせて作っていました。
今のように、ビニール袋なんてないのですから、何かを入れる袋も貴重です。
ましてや主食の米は、泊めてもらう時には自分の分を袋に入れて持っていったのです。
満里子先生の修学旅行の時も、米2合持参と伺いました。

米袋のお話は、何度伺ってもほろりときます。
ひとつ、ひとつの米袋には物語がありますね。


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布は使うと、綻びや破れが出来ます。
それを布を当ててチクチクと補強。

「BORO」の美しさは、大切に扱われ、受け継がれてきたからこそ感じられるのでしょう。


今年は、着物ではなく数少ない服に布を当ててチクチクしました。
その服を着ていたので、ご参加の方も、気に入っている服が擦れてきて、チクチクしてみようかな♪と。
お気に入りを大切に着るお仲間ですね。


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績むいだ苧麻の糸。
古い蚊帳は解いて、藍染めして、暖簾に。
今の暮らしの中で、古い布が息づいています。

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葛の繊維。
これから糸にします。
とても光沢のある葛布になるのです。
葛布のショールを拝見しました。

糸の中でもランクがあり、あまり光沢のないくず糸は浴用タオル用に販売されていて、愛用しています。
その昔は、壁紙として輸出されていた時代もありました。
色々な使い道がありますね。

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お裁縫道具が古い箱に入っていて、眺めるだけでも楽しくなります。


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お楽しみのお茶の時間。
蓋ものは開けたときの嬉しさがあります。
栗羊羹に、蓮の葉を蓋ものにして。


ヤーコン、葛の花、お茶、を合わせて、美味しくいただきました。


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教室に新しい方が入られました。
女性花火師!
手筒花火を拝見しました。


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持ち方を教えてくださいました。
けっこう重い!


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月一回、二時間の貴重なひとときです。


10月29日(木)~11月1日(日)
内藤満里子 空間演出 無我苑~いのちのうつしかえ~
碧南市哲学たいけん村無我苑
にて、開催されます。
ぜひ、お出かけ下さい。



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Date: 2020.09.27
Category: Mariko-Style
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石と、たなごころ

八月の和の暮らし歳時記教室は、「石」 についての学びがありました。

結界として役目がある 「関守石」 を御存じでしょうか?


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昔の裁縫箱には、手ごろな大きさの丸い石が入っていたことをどれくらいの人が知っているのでしょう。

今流行りの 「ダーニングマッシュルーム」 の替わりに、足袋や靴下を繕う時に、丸い石が使われていました。
海外からの情報は、お洒落に感じて取り入れようとしますが、昔の日本人はすでに身近にあるものを暮らしに上手く取り入れていたのです。

明治生まれの祖父母との暮らしの中で、見て、聞いて、子供心に感じてきたことを、伝えて下さる満里子先生。
それは体験に基づいた 「日本文化」 について。
現代の私たちが知らずに育ち、伝えられずに過ごしてきた大切なことだと、改めて想うのです。

新しい漬物樽に合う漬物石を見つけるところから体験と知恵。

石文(いしぶみ)という素敵な言葉とも出会いました。

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石を手にした時には、掌(たなごころ)に包むように持ちますね。

石に対する畏敬の念を、手のこころで感じとりながら、白い石は大麻で、グレーの石は色の紐と棕櫚縄紐で結びました。


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美味しいお菓子とお茶も、楽しみのひとつ。
葛焼きの八角皿はアンティーク。末広の箸入れも素敵です。

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好きな和菓子のひとつです。


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ひと月に一回のこの時間は、こころの栄養になっています。


この秋、満里子先生に出会える四日間のご案内です。

会場:碧南市哲学たいけん村無我苑
日程:10月29日(木)30日(金)31日(土)、11月1日(日)

空間演出~いのちのうつしかえ~


今から楽しみです。
ご興味なる方は、お尋ねくださいね。



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着付け、着物相談、着物教室のお問い合わせ、ご予約も、ラインお友だち追加してご利用いただけます。

8月27日、28日、9月5日、予約あり。






Date: 2020.08.25
Category: Mariko-Style
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久しぶりの「和の暮らし歳時記教室」

夏の設えの満里子先生のお宅にて、「和の暮らし歳時記教室」でした。
コロナの自粛もあり、久しぶりに伺いました。

明治生まれの祖父母とともに過ごした満里子先生の幼心には、まわりの自然と明治の方の知恵が刻まれていらっしゃいます。
私たちが忘れ去ろうとしてしまっている、植物とともにある暮らしの知恵を教えてくださいます。

竹の皮で包む

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田舎に居ても竹林へ入ることはなかなかなく、管理して下さっている方のご縁があればこそだと思います。
まして、都会にいたら触れる機会もないことでしょう。
それだけ、植物との関わりが薄れているのですね。




満里子先生のお庭は、杜のよう。
そのお庭からの、葉っぱたち。

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緑茶をほうろくで炒って香りを出して、色々な葉っぱをブレンドしてお茶を頂きました。
食べられる実が成る木葉は安心、毒性のあるものを覚えておくことも大切なことです。

左上から、
甘茶、レモンバビーナ、熊笹、枇杷
右上から、
中国緑茶、藪肉桂、スギナ、南天


お茶にする葉は、新緑の若葉の頃に採ります。


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夏の設え、建具も衣替え。


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夏の暮らしに向きあいます。


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コロナの影響で、祭り、花火、盆踊り、等が中止されるなか、ここからは祇園祭りの音が聴こえてきそうです。

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涼しげな和菓子

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七夕の梶の葉のお話と共に。
旧暦の七夕は、8月25日です。

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秋には、満里子先生のインスタレーションが、碧南市の無我苑にて行われます。
2020年10月29日(木)~11月1日(日)まで。
無事に開催されますように!








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Date: 2020.07.30
Category: Mariko-Style
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根付をつくる・和の暮らし歳時記教室

三月の和の暮らし歳時記教室は、さくらのお話と、根付をつくりました。

形は同じですが、布と紐が変わると全く印象が変わります。
これは、着物にも通じるものがありますね。
さて、私が作ったのはどれでしょう?


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さくら貝。
海岸で、よく拾い集めたことを思い出させてくれました。

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桜にまつわるお話を、あれこれ。

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ほうろくでお茶を炒ると、お部屋に香りが広がり、こころが和らぎます。
急須で入れたお茶は、しみじみ美味しいのです。

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桜のお茶とお菓子。

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「破天荒」の書は、スケートボードに書かれていました。

床の間という畳一畳分の空間に、想いが宿ります。
毎月のお教室で、拝見できるのは有り難いことです。


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満里子先生のインスタレーションが、碧南市の無我苑にて行われます。
6月5日(金)~7日(日) 
今から楽しみです。



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Date: 2020.03.21
Category: Mariko-Style
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梅の一枝

梅の花があちこちで咲いています。
毎年、着物を着て、ゆったりと梅を愛で、皆様と楽しんでまいりました 「梅見の会」は、平成と共に終わることにいたしました。
ご一緒して下さった皆様へ、改めて感謝を申し上げます。
会場の岳見町ぎゃらりぃさんへのお問い合わせもあったと伺いましたが、あしからずご了承くださいませ。

先日の和の暮らし歳時記教室では、梅の一枝をお包みしました。
所用で遅刻したので、皆さんに追いつくべく、手早く。
お福さんの枡のお話も伺いました。




振り出しからこぼれ出る金平糖と、いが饅頭。
昔から三河では、ひな祭りが近づくと 「いが饅頭」が各家庭でつくられました。
懐かしい!と言われるのは、三河のお方。
満里子先生は、こちらに嫁がれて知ったお菓子。
三河湾をはさんだ知多半島では知られていないお菓子です。
その土地柄にちなみ、春の訪れを感じさせてくれます。

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梅の蕾を浮かべて、一服いただきました。
ほっと、一息。

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美しい塗りものは、松竹梅。
手に取らせていただける、しあわせ。

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日本の美しい道具、使い込まれた時を感じる道具、こうして拝見することで、ふと立ち止まらせてくれるようです。
どのように生きるのか、その姿から問われます。



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Date: 2020.02.26
Category: Mariko-Style
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プロフィール

着物~はごろも

Author:着物~はごろも
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 昭和な古民家にて和の暮らし楽しみ、着物の着方、着物相談などを承っております。

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