FC2ブログ

かなしい結末

「毛蚕」(けご)と呼ばれる卵からかえったばかりのお蚕様を貰い受けたのが、7月7日。
30頭をはたごの先輩と半分っこして、持ち帰りました。
目を凝らさないと見えないくらい。(老眼?)

前回の玉小石は繭になってくれたので、今回も!と軽い気持ちでいました。
季節は夏。
ちょうど蚊が出てくるころ、台所の土間の入口で蚊取り線香を焚きました。
ほんとうに、迂闊でした。

部屋が離れているから大丈夫と思ったのですが、風に運ばれて……。
半分以上、死んでしまいました。
お蚕様は、人間のお世話がないと生きていけない虫。
蚊取り線香の煙は、殺虫効果があるのですから、可愛そうなことをしました。
それでも生き延びて、なんとか脱皮をした2頭が、ふっくらと真っ白いお蚕様らしくなり、毎日桑の葉っぱを与えていました。

わーっと食べる時と、じーっと休んでいる時があり、何となく不安がありましたが、生きているうちは、せっせと桑の葉っぱを与えて繭になりますようにと祈る思いでした。1頭が食べなくなり、頭を持ち上げて、繭をつくる段階にきたことがわかりました。
早速まぶしに入れて様子をみていたところ、不安が的中。

頭を八の字に振りながら糸を吐いていくのですが、糸が出ていない!
糸を吐いているつもりでいるのです。エアーなの。
ああ、なんてこと!切なすぎる。

幼少の頃に受けたものの代償は、大きすぎました。

はたごの先輩のお蚕様は、全て繭になっています。

68338203_2667736396599258_7278390659432579072_nb.jpg


もう、見守るしかありませんでした。
そして数日後、動かなくなっていたので、桑の葉っぱでそっと包みました。
もう1頭も、葉っぱを食べなくなりましたが、もうまぶしには入れずにいましたら、隅っこの方で糸を吐いているつもりで頭を八の字に振っていました。

ある朝、包んだ桑の葉っぱの隣に並んでいるので、寄り添っているようで、泣けちゃいました。

20190825_213452.jpg

繭になったら、成虫にならないように冷凍するので、どのみち、命は頂いてしまいますが。。。

いのちのうつしかえが出来なかったことが申し訳なかったと、桑の葉っぱに包んで土に返しました。

たくさんの殺虫効果のあるものを日常に使われていますが、人間は大丈夫?
私は安眠のため蚊帳を吊っております。

かなしい結末を迎えた、うちのお蚕様。
環境から受ける影響を考え、起こった事実を受け入れることを考えなさいと、示されたようです。
「目の前に起こることは、全ては過去の記憶から現れる」と言われますから。



↓↓↓ 応援のポチッとをお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな幸せのある暮らしへ
にほんブログ村





スポンサーサイト



Date: 2019.09.01
Category: 染め織り
Comments (0)Trackbacks (0)

糸が切れないしあわせ

柿渋で染めた糸は、とてもよく切れて難儀しました。
先輩から、根性あるわー!と。
座布団が作りたかっただけですけどね。
無事に織りあがり、強力なサポートの元で座布団作りをするべく準備中です。

経糸をかけたまま放置中だった半幅帯にかかりました。
緯糸をどうするか悩みましたが、三色(赤・黄・緑)の糸と太目の糸、白系二本どりを使い分けることにしました。
微妙ですが、縦の縞がやわらかな感じになったかな。

20190731_133526.jpg

糸が切れないって、しあわせですねぇ。
柿渋で鍛えられましたから、しみじみと感じます。

右のミミが少しへなちょこですが、ご愛嬌。

20190731_155720.jpg

座布団の準備のために、65cmにて終了。
織りあがったら、布を形にしていかないとね。



↓↓↓ 応援のポチッとをお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな幸せのある暮らしへ
にほんブログ村






Date: 2019.08.01
Category: 染め織り
Comments (2)Trackbacks (0)

藍棉舎(あいべんしゃ)

お休みに色々と出かけたり、仕事帰りに用事を済ませたり、何だか日々が早く過ぎてまいります。
早過ぎる台風に備えて、雨戸を閉めたところです。

皆さま、無事に過ごせますように。

先日の発酵自慢 ただの飲み会に参加するほど、発酵ものへの関心は募るばかり。
藍染めも発酵だとご存知でしたか?
毎日かき混ぜるあたりは、醤油仕込のもろみと似ていますね。

藍の神様に見出されたような、むっちゃんの工房へ出かけました。

20190723_141347.jpg


 「藍棉舎(らんべんしゃ)」
手織三河木綿保存会を立ち上げられた、故 高木宏子氏の工房です。
藍甕が使われないままになっていたところ、むっちゃんにご縁がありました。

20190723_141408.jpg


とてもきれいな気持ちの良い工房です。

20190723_141139.jpg

20190723_141212b.jpg

二階では、機織り機がずらり。
三河木綿保存会の方が活動されています。
保存会のリーダーをされている方は、半田方面のことも詳しく、色々な繋がりの方の名前もあがり、しばし機織りの手を止めさせてしまいました。

20190723_141318.jpg

お世話になっているはたごの先生から、工房オープンのお祝いでおくられた風通の機もありました。

20190723_141040.jpg


快適な空間に藍甕が二つ。
現在一つの甕の藍が少し弱ってきたので、藍の華も元気がないです

灰汁と石灰を入れて、竹の棒で攪拌します。

20190723_141647.jpg

徐々にぐるぐると勢いのある渦巻きに。

20190723_141859.jpg

藍の華がこんもりとキラキラに。

20190723_142031.jpg


隣には、くつろぐ空間もあり、気持ちよいのよーと体験。
貼られてある布は、むっちゃんの藍染めです。

20190723_143654.jpg

むっちゃんの益々の活躍をお祈りします。




↓↓↓ 応援のポチッとをお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな幸せのある暮らしへ
にほんブログ村


Date: 2019.07.27
Category: 染め織り
Comments (0)Trackbacks (0)

やっと、織りあがりました!

柿渋染めの糸で座布団をつくるために織っていました。
これが、経糸が切れること、切れること。
修行ですな。

今日は織りあげるつもりで、お誘いはお断りして頑張りました。
最後も、花火大会の終わりのように、ばんばん切れまくり!
終りには、糸を引っかけやすくなり、織り終わりと致しました。

一本締めで、無事、機から下ろして、ほっと一息。

20190717_155326.jpg
20190717_155326.jpg


これが織れたので、着尺も頑張れそうな氣がしてきました。
自分で織った反物を身に着けることができたら!
この夢は叶えることができそうです。
わくわくしますね♪

名古屋友禅では、帯、着物を染めることができたし、機織りでは、裂き織の半幅帯は使い勝手よく愛用しています。
これからは、名古屋帯と、着尺ですね。

あ、その前に柿渋染の布を座布団に仕上げないといけません。
ふぁいと~!





↓↓↓ 応援のポチッとをお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな幸せのある暮らしへ
にほんブログ村











Date: 2019.07.17
Category: 染め織り
Comments (0)Trackbacks (0)

枇杷の季節が終わり…。

弟子入りしないとできないと思っていた「友禅染」。
習えるのですか?!

名古屋友禅の伝統工芸士 「叶工房」の先生との出会いから二十年が経っていました。
英先生は糸目と金彩、R先生は色挿し、ご夫妻で一つの作品をつくられていたので、習う側は、それぞれの得意分野を学ぶことが出来き、有り難いお教室でした。

「箔が付く」
その言葉どおり、仕上げの金箔で見違えるようになった、初めての友禅染めは忘れられません。

お道具を一式用意して下さって、月に一回、名古屋でのお稽古に通うようなったのは、着物暮らしを始める前のこと。
絹のハンカチなどに染めていたのですが、無謀にも枇杷の柄の訪問着を染めることにしたのです。
いきなり、六月の単衣限定の柄。
染の北川ばりの枇杷の木に実が揺れているのがいい!

ゆりかごの唄にある
♪枇杷の実が揺れてる♪
しあわせなイメージの訪問着。

枇杷の木を取材、下絵から取り組み、仮絵羽の柄合わせも初めてでした。


20190713_085601.jpg

やってみたいと言えば、その時の技量にあわせてアドバイスを下さり、たとえ失敗しても、その補い方も教えてくださいました。

え、習えるの?
やってみたい!

自分で染めた帯をしていると、興味を示され、友禅教室へ通うお仲間が増えました。
私は、諸事情ありお休みしたままですが、皆さんはずっと続けて作品を作り続けていらっしゃいます。

今年五月の作品展に、英先生はいらっしゃいませんでした。
お二人のお顔がみられるものと楽しみに出かけたのに、悲しいお知らせを聞いたのでした。

そして、6月6日の訃報。

6月の初めに、枇杷の訪問着を染めていた頃のことや、教室のお昼には近くのうどん屋さんへよく行ったこと、甘夏みかんがお好きだったこと等、あれこれと思い出されていたのでした。

お通夜に参列。
お稽古仲間の方のお顔も見られて、懐かしさと悲しさがありました。
いつも仲良く素敵なご夫妻でしたから、残されたR先生のお心を察します。

今年は、枇杷の実が成り年でした。
英先生のお別れと、今年も着ることがなかった枇杷の友禅染の訪問着。

きれいな糸目を引く姿が思い出されます。
R先生の品の良い色合わせと、美しい暈しが引き立ち、叶工房の名古屋友禅の作品が生まれていました。
まだまだお二人の作品をたくさん拝見したかった。。。

枇杷の季節が終わり、友禅教室で過ごした豊かな時間を振り返ることができました。
蓮の花が開き始めましたね。
英先生に出会えてたこと、心より感謝申し上げます。
安らかでありますように。



↓↓↓ 応援のポチッとをお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな幸せのある暮らしへ
にほんブログ村













Date: 2019.07.14
Category: 染め織り
Comments (0)Trackbacks (0)
プロフィール

着物~はごろも

Author:着物~はごろも
「着物暮らし はごろも」FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR