繰糸始式(くりいとはじめしき)

渥美半島の先、「神宮神御衣御料所(じんぐうかんみそごりょうしょ)」へ。
2016年6月26日、「繰糸始式」の神事が行われました。

新城の養蚕農家さんをご一緒に尋ねたMさんと、向かいました。

炭を熾し、繭を煮て、だるまと呼ばれる足踏み繰糸機で糸をとります。
お二人の糸姫さまが、糸をとっていらっしゃいました。
外から眺めていたら、中でご覧になったらとお声かけくださったので、入らせて頂きました。

養蚕農家のUさんとも、再会。
厳選した1キロの繭を奉納されたと教えてくださいました。

初めて訪れたのに、何故だか懐かしく感じられたのが不思議でした。

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粛々と行われる神事を見守る方がほとんどでしたが、とても興味があるの!と言わんばかりの女性があれこれ質問をして、手を出そうとしたので、糸姫さまから、触らないでください!とたしなめられることがありました。
ワークショップではなく、神事だということを理解されているのかと、首をかしげたくなる方でした。

こちらの紙に書いてありますよ、と見学の方にも指摘される質問をされるので、本当に興味があるのなら、あれこれ人に聞かずに調べることをすればよいのです。

神宮神御衣御料所(じんぐうかんみそごりょうしょ)の中には、下記の資料と共に、この手書きメモも置いてあり、とても親切だと思いました。

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「三河赤引糸奉献について」より

三河地方で紡がれた絹糸(赤引糸)を毎年7月3日、4日に伊勢神宮へ奉献する行事を神御衣(かんみそ)奉献と云います。

その赤引糸は、6月下旬に田原市亀山町 神宮神御衣御料所で紡がれます。
繰糸の開始に当たり「繰糸始式」を斎行し、昔ながらの足踏み繰糸機「だるま」を使い、三河地方で産する繭から絹糸を繰糸致します。
赤引糸とは「清浄な絹糸」という意味で「神宮に奉献される絹糸」にのみこの語を使っています。
従って三河赤引糸とは「三河の国より神宮に奉献される清浄な絹糸」と解すればよいでしょう。

伊勢神宮では、1年に2度 冬の御衣(和妙)=絹布 夏の御衣(荒妙)=麻布の2種類の神御衣を
皇大神宮と荒祭宮に奉ります。お糸船での奉献の赤引糸は冬の御衣(和妙)として奉納されます。
これを正式御料と云っております。

因みに、三河の国には朝廷に絹を奉った記録も残っています。
この絹糸は「犬頭糸」と呼ばれました。
三河の赤引糸を神宮へ奉献する行事は約千三百年前、
天武天皇の御代に三河の国大野と云う所(現在の新城市大野)から始まったと伝えられています。

1467年の応仁の乱のために奉献行事は途絶えましたが、明治のはじめに渥美町古田住人 渡邊熊十は、その再興を志し東奔西走し、約十年の努力ののち明治34年(1901)、ようやく内務省並びに神宮司庁の許可を得て、念願の三河伝統行事を復活させることが出来たのでした。



座繰り糸がとり終わる頃に、小学生たちが見学に来られました。
お蚕様を育てて繭にされたので、糸をとるところを見せたかったようでした。
見せてあげたかった!糸姫さまも困り顔。

この子供たちが大人になっても、この神事が続いていますようにと祈りました。


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渡邊熊十氏の石碑もあり、所縁の方にもご挨拶が出来ました。

本塩澤をお召のMさん。

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新城でもお会いしたカメラマンの方から、DMを頂きました。
写真展は来年ですが、伺いたいと思っています。

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お昼に立ち寄ったお店のお庭にて。

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渥美半島は、メロン狩りで有名な所です。マダムMさんは、マスクメロンの大人買い!
私はタカミメロンを一つ、そして、白いトウモロコシも!
トウモロコシは甘く美味しく頂きました。メロンは食べ頃待ちです。





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Date: 2016.06.30
Category: 日本文化
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