FC2ブログ

古いお屋敷の解体

古い家シリーズ(笑)
お屋敷の解体。

今住んている家の近くには、うちを含めて古いお家が三軒ありました。
北向かいの古いお屋敷を、毎日、台所の窓から眺めるのが好きでした。
美しい松、柘榴、樫の木、槙の生垣も、二階建てのお家とともに、眺め飽きない風景が幻となり、今朝、ショベルカーが去っていきました。

20180621_084010.jpg


6月の半ば過ぎに建て替えをすることを伺い、6月20日に仮住まいに引っ越されること、そして解体工事が7月2日からはじまることを知り、外から眺めていたお屋敷を拝見したく、お庭を見せていただきました。
お屋敷の主は、愛おしそうに、破れ傘、矢筈芒、くちなしの花を切ってくださり、
一番切ないのは、大きな決断をされた主なのだと、甘い香りが告げてくれました。

廃材を利用して家を建てるMさんにお知らせすると、飛んできて、奇跡的に主と引きあわすことが出来たのです。
そこからが大忙し!
母屋、洋館、蔵など、皆引き払った後に残されたものを壊される前に運び出し、それぞれの元で活かされることになったのです。
Mさんが運んだ戸板を見た奥さんが、こんなの家にあったかしら?と聞かれて、お家の方は当たり前すぎて見ているようで見ていないものなのですね。まだ残っていた戸板二枚は、奥さんの為に西隣の御主人が保管して下さったと伺いました。

時代の古い箪笥の上は西隣の家に、下は私の家に、そして、寸法がぴったり合った簀戸は、私の家に納まりました。
絶妙なタイミングで、今の家に住むご縁を繋いでくださったHさんも、小さな箪笥を貰い受け、時間が限られたなかで、救い出されたものたちが次の行かされる場所へと引き取られてゆきました。
この件で、西隣の主人が骨董好きで着物も好きだということが分かり、Hさんと一緒に趣味の部屋を拝見させていただきました。



一級建築士の方から、何かあったら蔵に逃げると一番安全だと伺い、この蔵を壊すのはもったいないなぁと。
蔵だけでも活かすことは考えられなかったのかしら?
床柱を活かしたいと頼んだが使えないといわれたとか。
太い梁は活かされるのだろうか?
自分では何もできないのだけれど、心配な日々。
最終的に蔵の梁は家に使われることを知り、安堵いたしました。

柘榴の木で染めるとよい色になると聞き、とりあえずMさんが分けていただくことになり、木はショベルカーで倒してしまうのだけれど、Tさんにチェーンソーで玉切りして運んでもらいました。
その代わりに、家の枯れた松を持っていってくださることになり、林業訓練を受けたことのあるTさんに伐採をお願いしました。
塀の中の松と、途中まで伐られていたイブキかと思っているたら、なんとヒノキも。
塀の方に倒れないようにロープをかけて、慎重に玉切りをすると良い香り!
スライスしたものを記念にいただきました。
Tさんとのご縁も有り難く、気になっていたうちの松は、お向かいの美しい松の後を追いかけてゆきました。

20180712_185709.jpg


それにしても、蔵の扉、階段、滑車などの大物をトラックに積み込み運びこむMさんの逞しさには驚きました。
これほど逞しい女性にはあまりお目にかかれません。
欲と道連れでねと、笑って、一緒に食べたスイカの美味しかったこと!

20180714_111240.jpg


Mさんの建てかけたお家を拝見。
満里子先生の伝えて下さる「いのちのうつしかえ」がここにもありました。
伝えて行かないといけないものがあります。
Mさんも、衣食住を通じて大切なことを伝えていらっしゃいます。
私も着物を着ることを通じて、日本の暮らしの中で感じる大切なことを伝えて参ります。



20180729_084537.jpg


槙の生垣を残してくださったお屋敷の主に感謝を申し上げます。
落ち着いたら、Mさんのお家拝見に、お屋敷のご夫妻をお連れしますね。
それぞれのお家の完成が楽しみです。

さて、うちは雨戸を先ずは納めることに務めましょうか。



↓↓↓ 応援のポチッとをお願いします!

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 小さな幸せのある暮らしへ
にほんブログ村


















スポンサーサイト



Date: 2018.08.01
Category: 住まい
Comments (0)Trackbacks (0)

この記事へのコメント:


管理人のみ通知 :

トラックバック:


プロフィール

着物~はごろも

Author:着物~はごろも
「着物暮らし はごろも」FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
フリーエリア

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR