大島を見直す。

着物暮らしも十年も経つと、丈夫な着物生地がみえてきます。
日本三大紬といわれる「大島」「結城」「牛首」よりも、強い撚りをかけた糸を使った本塩沢の方が丈夫です。
特に「大島」は紬と呼ばれていますが、現在では生糸を使っていますので、スレに弱く、ハードに着倒すと擦り切れてきます。軽くてシワにならず、雨にも負けない(縮まない)、旅行などに向いている、というものの、丈夫さを考えると、新しく手に入れることはやめておこうと、思っていました。

しかし、新しいことに取り組んでいらっしゃる[「紬のふくはら」の福原氏と出会って、見直しました。
すぐには手に入れることはできませんが、許可を得て撮影のみ。

ひとえ大島
縦糸にネップのある糸と、夏大島に使う糸を使用。
通常の大島より丈夫です。
四月の終わりから6月、そして九月に活躍します。

2012122 005

紅梅からヒントを得たもの。

2012122 007

左から、綿薩摩、透かし織り、白大島。

2012122 004

光の加減で色が飛んでしまいましたが、この紺地の透かし織りを夏に着たいです。
手元にあれば、着物で着尽くすと思いますが、チリよけコートにしたらとても洒落ています。
よくチリよけに使われる紋紗の中には引っかかるのがありますが、これはその心配がありません。

2012122 006

世の中には、知らないことが多くあります。
福原さんは、15年ほど前から取り組み始めたそうですが、今まで見る機会がなく過ごしてきました。
無地の機械織りの大島は見たことがありましたが、手織りの無地を拝見させていただきました。
織子さんは無地は織りたがらないのです。。。
無地ほど難しく、織り跡がわかり、到達点まで目印なしで進んでいく、って聞いただけでも嫌ですよね。
和裁においても、無地は特に縫い手のよしあしが分かってしまうと、和裁の師匠。

そう、和裁部つながりで幡豆郡吉良町にあります「河内屋」さんにて、色々とお勉強させていただきました。
江戸更紗の二葉苑さんのお品ものも拝見。
型染めで一枚ずつ仕上げっていくコマ割り図を見せていただきました。
最後は、間違い探しのようで、よく見ないとわかりません。
江戸小紋に更紗を足すという洒落た小紋や、あえて面白い生地に更紗を染めるという遊び心に触れました。

今年は、型紙スタイル展から、型紙つながりの方に出会えた年でした。
日本の更紗は、手描きと型紙を使うものとがあります。
また、鍋島更紗の人間国宝 鈴田滋人氏のように木版摺と型を使うものもあります。
木版の更紗が日本に入り、想像するに、地型版打ちの作業は腰が痛くなるから、型紙を使うことを工夫したのじゃないかしら、なんて話にまで及びました。

やはり、作り手の方と直接お話ができるのは、とても楽しいです。
ここのところ、そのような楽しさから離れてしまっていました。
まずは自分が試して、良いと思う作り手さんのものだけ扱って、お店ができたら面白いでしょうね。

ここ河内屋さんには、先代、先々代、から受け継がれた、お庭や茶室があります。
そのご紹介は、後日にいたします。



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Date: 2012.12.04
Category: 着物まわり
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