山葡萄の蔓のこと

阪急梅田にて、山形の「つる工房 鷹山」の戸田寒風さんに、私の山葡萄の籠を見せたら、
第一声、いい色になってきているけれども、惜しいねぇ!と。

どうしてかと尋ねると、腕はいい人だけれど、材料が悪いなぁ。
いい材料で編んだら、もっとよかったなと、均一に黒光りせずに所々白っぽく残っているところを指差されました。
編みたてを分けていただいたのですが、手が綺麗な籠!と喜んでいて、そこまで見極めることは出来なかったです。

材料とは、山葡萄の蔓のこと。
山に入って採る時期が、二週間と限られているのです。
六月の終わりから七月にかけて、雨が降れば山には行けれないし、出遅れればよい蔓が手に入らないのです。
ましてや、勝手に山に入って採ることは出来ませんから、半年前から下見をして、採取する一週間前に皮を少しめくって判断するそうです。
そして、許可申請をして、軽トラック7台分くらいの蔓をワンシーズンで採取するとのこと。

山葡萄の蔓といっても、70年から80年育ったものを採るのです。
山葡萄の蔓を切ると、一時間もすると葉がしおれて、二日目には葉が黄色くなり、三日目には葉が茶色になります。外皮を剥ぎ捨てて、間の皮を採取。残った幹も捨ててしまいます。
これは知りませんでした!外皮を剥いだら全部使えるのかと思っていましたから。

杉の木一本より、山葡萄の蔓一本の方が、値段が高いのです。
手入れされた民間の山では採れなくなってきているそうです。絡まる蔓は、木を傷めるますから。
国定公園には沢山あるのだけれど、採ってはいけないのでと、最近の山事情の話も伺いました。

貴重な山葡萄の蔓ですから、山葡萄の籠のお値段も高いのは、納得できます。
胡桃の籠は15年くらいが寿命ですが、山葡萄は丈夫です。
胡桃と山葡萄と組み合わせて編まれたものは、まず胡桃がダメになるので籠としては使えなくなるそうです。
私の籠が全体に綺麗に黒光りしていたら、30年もので50万円の値打ちがあるといわれました。
惜しい~!

見てもらったら、底の角がずいぶん傷んでいることが分かりました。
これ、山葡萄だからこれぐらいで済んでいるけど、他のものなら使えなくなっていたよと、修理していただくことに。
本当に私は運がいい!と思いましたよ。

硬いものを入れたでしょ。
???お弁当と共に、保温ポットを毎日入れてました。
あー、ポットで籠を傷めてしまっていたのでした。なんてこと!
布を張るか、ポットにカバーをつけるか、対応しなければ。
ちょうど良い、無地の伊勢木綿のハギレを見つけました。
内張りして、大切に使っていきたいです。

20131218-25 005

修理後、仕上げにタワシで磨いてくれています。
とても有り難かったです。
これで、無事年が越せそうです。
感謝。



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Date: 2013.12.29
Category: 植物
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