春・清明の響き・動画追加

三月二日は、八事興正寺の大書院にて、「春・清明の響」と題した、朗読と篠笛の会があり、会場係として参加しました。
この日は、名古屋能楽堂では「紅天女」、他にもイベント多しの日曜日でしたが、
第一部は70名弱、第二部は30名弱の方とともに、言葉と音との響きに、浸るひと時を過ごしました。

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出演:紫堂 恵(しどうけい) 福原 寛(ふくはらかん) 助演:望月 太三郎(もちづきたさぶろう)

一部(14:00開演)
笛の曲「うぐいす」、朗読「源氏物語より初音」、福原寛と紫堂恵の対談、休憩後、朗読と横笛・鼓「山月記」

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特に引きこまれた「山月記」
虎になってしまった男のお話。たしか高校の時の教科書にあった記憶がかすかにあるくらいでしたが、
朗読が始まると、情景が浮かび、友との再会の場に、言葉と音に運ばれたようでした。
なぜ虎になってしまったのか、人の想いとは、姿を変えてしまうくらいに恐ろしいものだと、身震いをしました。

同じスタッフの方が、第二部で「山月記」を聴いた方が、日が落ちて臨場感があるよね、と言われましたが、私は白昼でも恐ろしい想いがしたので、お昼間の明るいうちでよかったと、答えました。

嫉妬の想いというものの愚かしさ、その想いにとらわれ続けるとどうなるのか、自分はこの男のように虎になってしまわないかと自問してみるのでした。

言葉に続く、能管と鼓との響きあいに、ビクッとされる方もあり、日常を離れた濃い時間でした。


「竹翠亭」にてお茶を一服。

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二部(17:00開演)
笛の曲「春潮」、朗読「源氏物語より初音」、福原寛と紫堂恵の対談、休憩後、
朗読と横笛・鼓「桜川」(謡曲桜川を題材にした紫堂恵の書き下ろし)

紫堂恵さんは、一部では白系の着物に同系色の帯合わせでしたが、お召し替えされて、赤系の絞りの着物に黒地の帯を合わせられていました。演目に合せてのこと、言葉のみならず全てにおいて、細やかな気配りをされる方です。
紫堂恵さんの色々な語りを聴いてみたいと思いました。
怪談噺などは、物凄く怖そうです。

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お能の題材からのお話「桜川」は、率直な話の流れと、めでたしで締めくくられることで、日が落ちても明るい気分で終えることができるものでした。
また、分かりやすく現代語での語りを入れて、原文を語るという形でしたので、この比較がとても興味深かったのです。
原文は、声を出すことを前提につくられていますから、古来からのリズムが感じられて、言葉が染み入るように伝わってきました。生き別れの子を想い、物狂いとなった母親の語りは、涙を誘います。

能楽の謡の音の発し方に能管の音が寄りそう、この新たな試みに、お互いの持ち味の良さが引き出されて、時空を超えた世界に誘われました。

また、対談では、長さの違う篠笛を何本か手に取りながらのお話がありました。
長い笛は低い音、短い笛は高い音が出て、三味線の調子に合わせて持ち替えたりされるそうです。
何本も種類のある篠笛に比べて、能管は一本のみです。

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皆さまの着物姿は、後日に。
つづく。


山月記の動画





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Date: 2014.03.03
Category: 邦楽
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