ギャラリー啓

二年前に初めてお邪魔したギャラリー啓さんへ、到着すると、しっかりと雨が降ってきました。
江戸末 明治、大正、和初期ごろまでの古布、古民芸を扱うギャラリー啓さんは、前回初対面にかかわらず、お話が通じて嬉しかったので、また色々とお話できるのを楽しみにしてきました。

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他のお客様ともご一緒に、鎖帷子を拝見したり、祇園祭や花祭りに日本人のハレとケを感じたお話など、あれこれ布を手にしながら、濃い時間を過ごしました。
お店にいらしたお客様から、歩いているところをバスから眺めていたわ。着物姿がいいなぁと思っていたら、またお会い出来て嬉しいわ、とお声かけ頂きました。
意外と見られているものですね。
他にも、私たちと全く同じ節分のコースを巡ってきた方もいらっしゃいました。
最後の締めが「ギャラリー啓」さんというところが、また通じるものがありますなぁ。

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この鎖帷子は形で残っていることにも意味がある、といわれる啓さん。
もし、この布きれだけであれば、江戸だとはっきりとは言い切れず、明治か大正かもと考えてしまいます。
この形であれば、江戸だとわかるから、大事なのです。
そのまま残っていることで、鎖帷子の重みを手で感じることができ、鹿革の衿、留めのボタンのデザインは洋服からきていることをうかがい知ることができます。

こちらの襤褸(らんる)は、もうすぐ海外に嫁にいってしまいます。
日本人は貧乏くさい、古臭いものという見方をするので、細やかなところまでものが見えなくなってしまい、外国の方は先入観なくものの本質をみるので、手仕事の仕事ぶりをしっかりと感じられると伺いました。古布の評価も高いのです。
今の日本人に、培われてきた手仕事の味わいを理解してほしいものだ、とのお話もありました。

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色々なお話をしている間、気になる藍の縞の帯がありました。
山形県庄内地方の木綿の帯。

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二年前のブログをみると、「庄内の藍の縞が素敵な半幅帯も、諦めました。」と書いてあります。
もしかして、その時のものかしら。
また新しく仕入れたものかしら。
やはり、帯として身に付けたいと、長さをはかって、許可を得て、カルタ結びが出来るか試しました。
何とか大丈夫です。

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とにかく、見初めた時から二年越しで、庄内の藍の縞帯が手元にやってきました。
二年前は諦めたけれど、こうしてまた再会して連れて帰ることが出来たのは、本当にご縁があるということですね。
嬉しいです。

りのりのさんと、ギャラリー啓にて。

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「角袋展」は以前の企画展のものです。色々な興味深い企画展をされています。
この角袋(すみふくろ)も形に注目してみると、布がバイアスになるように縫われているのです。
背負うことを考えての形です。
長さがあるものは、肩に背負って腰に巻くことで、負担が少なく重いものが運べたようです。
これも初めからわかっていた訳ではなく、植木職人さんがそのように角袋を扱ったことで知ることができたとのこと。
微かな手がかりから、昔の日本人の知恵を垣間見ることができ、ここでも形で残されていることの大事さを知りました。

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背負ってみましたよ。
大黒様の袋も、この角袋にいっぱい福を詰め込まれていたのでしょうね。

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まだまだ、話は尽きませんが、外はすっかり暗く、雨は上がりました。
糸つながりねと、にっこりする啓さんに、感謝です。
京都駅で、お豆腐料理をいただき、特に豆乳鍋で温まり、身体がほっとしました。
この日は、特に冷えましたから。

まだまだ書ききれないこともありますが、取りあえずここまでで、節分の京都2015を、終わりと致します。
お付き合いいただき、ありがとうございました。



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Date: 2015.02.09
Category: お出かけ
Comments (4)Trackbacks (0)

この記事へのコメント:

りのりの

Date2015.02.10 (火) 10:56:31

そうだったね。2年前のときも藍の帯を買おうか散々迷ったけど諦めたんだったよね。私はかなりプッシュしたような気がする。
たぶん同じものなんじゃないかな。
そうそう似たような物は入ってこないんじゃないか、と。でもだとすると凄い事だね。待っていてくれたんだね。なんていい子なんでしょう!
こういうのをご縁っていうんだね。

こすずめ

Date2015.02.10 (火) 12:07:28

日々、充実&楽しんでお過ごしなんですね。

丸太町の角にあったホテルが定宿でした。(今年1月で閉鎖)
寺町筋なら近かったのですが、知りませんでした。

和服好きの人との旅がないのですが、寄れたら寄ってみます。

そうそう・・・山ブドウのかご、私の愛用品とそっくり~

はごろも

Date2015.02.10 (火) 23:17:13

りのりのさま☆
はい。好きな基準は変わっていないですね。でも二年前とは私の環境が違ってきましたので、連れて帰ることが出来ました。
あの時に手に入れず、今だから余計に愛おしく想える、力強い帯です。
本当にご縁があるものは、一番良いタイミングで縁が結ばれるものかもしれません。

はごろも

Date2015.02.10 (火) 23:28:49

こすずめさま☆
まぁ!山葡萄の籠をご愛用でしたか。
私のは、五番目の写真に写っているものです。山形の方が編まれたものを使っています。

四番目の写真の山葡萄は、ギャラリー啓さんに展示してあるものを写しました。

こすずめさまの山葡萄は、どちらのタイプかしら?

機会がありましたら、「ギャラリー啓」さんにぜひ立ち寄ってみてくださいませ。


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