石徹白洋品店と石場建て

石徹白洋品店の建て方見学会へ行ってきました。
家から石徹白まで、車で約3時間です。
こちらは良いお天気なのに、一山越えたら、きつねの嫁入りのお天気。
山の天気は読めません。
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石徹白は二度目ですが、ここからの眺めは素晴らしく、とても惹かれます。
急カーブなので、ゆっくり走りながら、目に焼き付けるのが精いっぱいですが、ちょいっと撮ってみました。
この写真では、百分の一ほどしか伝わりませんね。
安全第一で諦めた方が身のためでした。


あちらこちらの他府県ナンバーの車が集まってきました。恐るべし発信力です。
石場建てで家を建てることが稀な時代、その見学会が開かれ、飛騨の匠の現場がみられるのです。
香川、徳島、新潟、からも!
愛知からは近い方です。建築関係の方が多いようでした。


石徹白洋品店のかおりんごさんのブログ 「和服のすばらしさ」 と写真を拝見して、機会をみて伺いたいと思っていました。


「聞き書き着物と日本人 つくる技、着る技」で読んだ「雪袴」のことを思い出したのです。

聞き書き着物と日本人 つくる技、着る技

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価格:778円(税込、送料別)



「聞き書き着物と日本人 つくる技、着る技」より
雪の降る間、家の中では長着物を着て、隣の家とかそこらへ出歩きをするとき、裾を中へ入れて袴をはけば裾が濡れないでしょう。そのために雪袴という名前がついたんだろうと思います。

ところが雪袴は冬のものと限定していると大間違いで。女で今みたいに下着をはいている者は一人もおらんだから。女がさっくりを着てわずか七分丈くらいの長さのもので帯締めて前掛け一枚かけているだけのものでしょう。あの急斜面なところで焼畑やって、焼畑というのは必ず左足を前に出すか、右足を前に出すかという格好で草をとる。変な話だけど下で草を取っとる人は女の尻が丸見えになる。そのために袴雪は夏でも必要なんです。

雪袴は大正七、八年で終わりよ。大正十年代になってきてたっつけに変わってきた。昭和一桁までがたっつけや。昭和十年から十二年、その時分にもんぺというものが流行ってきた。



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お店に展示してあり、アレンジした商品を販売されてみえました。
水屋袴になるかしらと相談されたので、着物の上から履いておみせしましたよ。
お子様連れの若いご夫婦の奥様でした。石徹白方面に移住先をお探しとのこと。
今は環境を選んで子育てをする方が増えているのですね。

石場建てに強く興味を持ったのは、ブログねずさんのひとりごと「鳥居と日本建築」の写真とお話でした。
そして、父方の祖父が基礎の石屋だったこと、その家は大きな梁のある家で、古材を移築して建てたものだということも甦りました。いとこがすべてつぶし、今どきの家を建てたので、もう何もないのですが、子供の頃に見上げて、黒光りした梁が立派だなぁと思っていたことが思い出として残っています。

石徹白洋品店の工房は、築百年以上の古民家の解体材を多く用い、飛騨の匠に石場建ての建築をするということで、頼もしい男たちが集まっていました。
ここでカメラもスマホも電池切れ。。。

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朝からの予定が、午後からになり、何故だか、香川からみえた大工さんがうどんを大量に持参され、賄いを始められました。
流石、うどん県の香川の方です。地元の方がスーパー買われる「日の出や」のうどん、ネギ、揚げ玉、卵、醤油、カボスと鍋、コンロと準備万端でした。お手伝いをしていたら、後は頼むと現場に行かれてしまい、俄かのうどん屋さん???

工房の女性設計士方とお話させていただくというより、一緒にうどんの注文に応えていたのでした。

石場建て見学会ではなかったのかい???
結局、注文をこなしていて、釜玉を食べそびれてしまいました。。。
本場で食べなさいってこと?
四国は、まだ足を踏み入れておらず、未知の世界です。

石場建ての安全性について、鳥居と日本建築のことを話していると、コンクリートを推進する理由をわかりやすく話してくださる方がいらっしゃいました。利害がからむとよい方法があっても握りつぶしてしまうという人間の欲望の愚かさを、垣間見ました。
医療も、日用品も、日本古来の大麻も、教育も、歴史も、色々なところでぶつかることです。
しかし、ここに集まった方々は、そこから離れた生き方をしてみえると、お見受けしました。
全くの初対面の方ばかりでしたが、志の方向が同じように感じられて、不思議な居心地の良さがありました。
衣・食・住と専門とするところは違いますが、そこから受ける影響の強さを知っているから、手を抜かない本物を求めて、手を使い、頭を働かせて、身体を動かしているのだと思います。

地元のおばちゃんが、言いました。
やまなしが沢山実をつける年は、よく風が吹くんだと。
実が熟すのは十月半ばくらいだと、鈴なりのやまなしを一つ採ったら、笑われてしまいました。


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石徹白のお土産は、「フルーツほうずき」。
一つ冷やして頂きました。甘くて何かの味に似ているのだけど、それが何か思出せないの。
でも、懐かしさがありました。

柱が立つところが拝見したかったのですが、作業が遅れていて叶わずでした。
9月12日は、上棟式があります。
引き続き、見学会と、お持ち投げがあるそうです。
興味のある方は、ぜひお出かけください。



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Date: 2015.09.11
Category: 日本文化
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