お雛様見学

あれこれ書きたいことはありますが、サクサクとこなせず、ゆっくりの更新になっております。
少し前のことから綴ってまいりますので、時差がありますが、よろしくお願いいたします。

以前十二単の講座でご一緒した、かに江人形の奥様のお店にお邪魔しました。
いつもお店では、着物で接客していらっしゃいます。
この日は、結城紬に川島織物のなごや帯というシックな装いでした。

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一階と二階に、沢山のお雛様が並んでいて、それぞれ、衣裳や、背景、飾りで個性を出していました。
お顔は時代と共に好まれるものが変化していくそうです。

時代の流れといえば、明治・大正・昭和の雛壇飾りがみられるのは、尾張徳川家の雛まつりです。
2月11日(木)~4月10日(日)、徳川美術館にて。

各地でお雛様のイベントが行われますね。
中馬のおひなさん in足助

現代のお雛様を販売している、かに江人形さんの店内だけでも、色々な違いがあり、興味深かったです。
衣文道では、山科と高倉の二流派があり、十二単では衿合わせに違いがみられます。
「ときあわせ」があるのが、高倉です。

IMG_2637.jpg

違いがわかりますでしょうか。

201512CIMG3834.jpg

そのようなところも細かくご覧いただきますと、面白いですね。

お姫様の髪型にも、時代の流れがみられます。
三人官女でみてみましょう。
現代も十二単の髪型といえば、「おすべらかし」ですが、歴史は浅く、江戸後期から宮中で結われるようになりました。

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それ以前の髪型は、垂れ髪。

201512CIMG3857.jpg

お雛様の髪の素材についても、面白いことを伺いました。
絹糸が使われているものと、ポリエステルの糸が使われているものがあり、髪が乱れやすい(ぼさぼさしてくる)のがポリエステル糸だとか。見極めは、てかてかしているかどうかだと言われて、見ているうちにわかってきました。

201512CIMG3890.jpg

こちらが絹糸で、落ち着いた感じです。

201512CIMG3891.jpg


糸代だけの金額差は、5000円程と伺うと、絹糸の髪のお雛様がいいですが、ポリエステル糸のものが多くなってきて要るそうです。正絹の着物とポリエステルの着物と比べてはいけませんが、洗う必要はないのですからねぇ。
しかし、国内の養蚕は、絶滅危惧種になりつつあります。国産繭はもう1パーセントしか流通していないのです。
中国、ブラジルで養蚕された糸が主で、生糸代も値上がりしています。
その影響が、お雛様の髪にもきているのでしょうか。

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正絹の札が!
衣裳を触って確かめられませんから、表示が必要ですね。。。


201512CIMG3872.jpg


着物を着ていても、まだお蚕様の養蚕の現場をみたことがないのです。
情けないことに、元を知らないということを、今頃になって気がついたのです。
そのようなお話も奥様としながら、お礼を述べてお店を後にいたしました。


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どの時代も、子供の健やかな成長と幸せな人生を願い、飾られるお雛様です。
春を寿ぐ意味もあるので、立春を過ぎたころに飾りはじめ、ひな祭りがすんだ翌日には片付けるのが良いとされています。
地方により、ひな祭りを旧暦で祝うところや、旧暦の3月3日まで飾っておくところもあります。

お店の方がおすすめする見方とは違い、はごろもの偏りのある拝見の仕方です。
ぜひ、御自身でお雛様をじっくりご覧いただくと、見えてくるものがあると存じます。

かに江さま、よい機会を作ってくださり、感謝いたします。



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Date: 2016.01.15
Category: 日本文化
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